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フォーラムや説明会に参加して

 先週末2つの会合に参加しました。土曜日は「地域医療フォーラムin妙高」、日曜日は「柏崎刈羽原子力発電所に掛かる国の取り組みに関する県民説明会」。内容の詳細を記すには足りないので、別の場所で報告したいと思います。今日は行政や国が主催するフォーラムや説明会がいかに形式的で、物足りなさ、虚しさを感じたかということお伝えしたいと思います。 

 まず、「地域医療フォーラムin妙高」。始まる前に「参加者からの質問時間は設けない」とのアナウンスがありました。なんで???『フォーラム/forum』って『集団で討論を行う場』というような意味かと思うのですが…。参加者は単に「討論の場を見学する人達」でしかありません。最後に行われた座談会も司会者がテーマをパネリストの一人に振って、司会者がその内容をまとめる。そして次の質問に移るということの繰り返しで、それぞれの意見を交わすという場面もないまま終了となりました。そのため県側と地元病院の考え方の相違点と一致点を見極めにくくもありました。また質問タイムがないので、妙高市民が医療再編について実際どう考えているのか(市民の声)を聴くことができなかったのはとても残念でした。しかし妙高病院とけいなん病院の現状と課題を知ることができたという点では参加してよかったと思っています。

 翌日の「柏崎刈羽原子力発電所に掛かる国の取り組みに関する県民説明会」は、まるでロボットから説明を受けるような感覚で「丁寧な説明」会とは程遠くてとても気分が悪くなりました。主催者側から提示された質問の条件は、質問時間は一人1分。一人一つの質問のみ。そして質問を始めると、なんと正面にタイマーが表示されるのです。某省庁のマイク切りを反省していないことがここでわかりました。反省といえば、「福島の反省をもとに~」と説明をされた内閣府。『反省』という言葉を本当に考えているのであれば『国民を二度と同じ危険に晒さないためにも原発はやめる』という言葉が出てくるのではないでしょうか。またいろいろな審査をしてそのうえで、7号機は認可基準に適合していると判断されています。しかし参加者との質疑応答の中で担当者は「どんな事故・災害があるかわからない」とも言いました。あれ?想定外のことが起きるかもしれないというのであれば、まだまだ審査が足りないのではないですか。想定外が起きる可能性があるのであれば稼働はしないと判断するべきではないですか。

 今回の質疑応答を見ても矛盾を感じることがまだまだありました。それを無視して「説明会開催」というノルマをこなすだけで「国民に十分説明をした」と政府が解されるのであればそれは大きな間違いだと強く思います。

                                        🍙いばらき

 

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