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気になる言葉

 最近、教育・医療介護・販売営業・行政・国政・外交などあらゆるところで「持続可能(Sustainable)」という言葉が頻繁に使われていて、耳にしない日はないように思います。今日も紙面でこの言葉を目にしました。この概念は、1992年の地球サミットから世界的に普及したそうです。もちろん大事な言葉です。

 でも・・・「持続可能」ってあえて言う必要があるのかなと思う場面がよくあります。それまでは継続していくこと、続けること前提で人は生きてきていなかったのかと思ってしまうのです。持続していくこと前提で今まで政治も経済も、教育も、家庭も存在していたのではないでしょうか。

 今上越市でも予算編成で『持続可能な街づくり』と謳っています。AIによると持続可能な街づくりとは、「気候変動や自然災害、感染症などをリスクを減らしながら、誰もが安全で快適に暮らし続けられる街づくり」を指すとのこと。うーん、これって持続可能以前の問題で、『当然』目指さなければならない街づくりの要件なのではないかと、わざわざ流行の「持続可能」という言葉を用いなくてもよいのではないかと思ってしまうのです。

 今どきの言葉を使っていれば、なんでも時代に沿った、わかっている感じ、万人に受け入れられる感じがするというのはあるかもしれませんが、それをあらゆる場で使用することには抵抗があります。今県議会の最中です。その県議会を視聴していると知事など答弁から「持続可能」という言葉が必ず出てきます。先日も「また〜それを言う」と思わず声が出てしまいました。

 もうそういう形式的なみんなが使っている言葉だけを使えば安心っていうのやめませんか。この国は語彙の豊かな国です。もっともっと適切な日本語を探して、自分の言葉として話をしませんか。その方がよっぽど相手に伝わると思うのですが…               🍙いばらき

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