以前勤務していた会社の先輩との電話でのこと。当時彼女とは週に1回お昼を一緒に食べていました。いつも行くお店では平日昼メニューはABCの三種類しかありませんでした。Cだけちょっとお高い設定となっていたためAかBの二者択一でした。そういえば、その店で一度もメニュー表を開いたことがないことがないねと言う話しになり、今度会うときはメニュー表からちょっと高いメニューから選んでみよう。「でも結局店長のおすすめを選んじゃうかも」と笑って会う日を決めて電話を切りました。
電話を切った後ふと思ったんです。お店に行ってメニューが多いと自分では選択できず、おすすめが記載されているボードをみたりお店の人に聞いたりして勧められるままに注文することが多いなあと。でも前記のお店のように二者択一なら自分の食べたいもの選ぶしかないなと。
県知事は今回の県民投票について賛成または反対の二者択一の選択肢では県民の多様な意見を把握できないと発言されました。今まで原発について考えることがなかった県民には選択肢が少ないほど「どちらにするのか」自分事としてしっかり考えられるのではないでしょうか。その選択肢は是か非の二者択一以外ないのではないかと思います。考えることを放棄するような「どちらでもない」という選択肢だけは絶対に設けてはいけないと思います。
また、今回の採決という二者択一についても、このタイミングで東京商工会議所や他経済界、海外からの視察が続き、なんだか「おすすめメニュー(否決)」に誘導するかのような流れがあることがとても不安でなりません。どうかそこに14万3千人の県民の声が存在することを忘れずに、自分事として判断していただきたいと強く願います。
さあ今日から臨時議会が始まりました。みんなで注目することから始めましょう!