今日は、何の日か覚えていますか。１９９５年１月１７日の朝５時４６分に阪神・淡路大震災が発生しました。私は卒業目前の大学４年生。連休明けの朝、東京でも長い揺れを感じ飛び起きました。今とは違いネットも携帯もない時代。唯一の即情報はテレビとラジオ。テレビから流れてくる映像にただただ言葉を失ったことを今でも鮮明に覚えています。周りには関西から来ている学生も大勢いました。家族と連絡が取れず毎日泣いている友人にどのような声を掛けていいのかわからず、黙って背中をさすってあげることしかできませんでした。あれから２９年。今の２０代の子たちはこの震災を知らないのですよね。戦時中の話を私たち戦後生まれが伝え聞くように、この震災そして復興の話もしっかりと後世に伝えていかなければならないと思います。
この震災直後、神戸出身の仲間が中心となり、レトルト食品や缶詰などを集めて届けるボランティアを始めました。私もそれに協力して仲間と「卒業までにできることをやろう」と動いたことを思い出しました。この震災はボランティア元年といわれています。今は、災害ボランティアの体制も当時とは比べもにならなくらいしっかりしてきました。
私は、現地で直接手助けすることだけでに行くことだけがボランティアではないと思っています。今自分がこの地で被災地のためにできることを考え行動することが大切だと思います。今回の能登半島地震の被災地が一日でも早く復興するには今自分にどんな協力ができるのか今日あらためてじっくり考えてみたいと思います。
🍙いばらき🍙