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枇杷(ビワ)

 

 「桃栗3年柿8年ビワ9年でなりかねる・・・」って聞いたことありますか。このことわざ以上の年月を要し、我が家のビワは15年目(今から7年前)にしてやっと実が付きました。苗を買って植えればよいものを、父はいただいたビワの種から大きいものを取り出し植えました。芽が出て順調に成長していきましたが、一向に実がならない。もう切ろうかという話まで出た15年目の冬にはじめて花が咲き、実が数個だけ付きました。その後数年間は多くの実をつけることはありませんでした。鳥に全部食べられてしまい一つも収穫できなかった年もあります。そんな時は近所のたわわに実っているビワを羨ましく思っていました。

 ところが、このビワの木、3年前から急に大量の実をつけるようになりました。「どうした?」と思わず木に話しかけたほどです。15年もかけて実ったビワの木を「大器晩成でいいじゃないか」と言っていた父。おかげで当時自宅介護で療養してた父にも食べさせてあげることもできました。父はその年の秋に他界しましたので自分で植えたビワの味を思う存分堪能して旅立っていったのではないでしょうか。そしてこの年から連続して大量のビワが実っています。親しい方からは「すこしすぐって実を大きくしないや」と笑われるのですが「質より量!」と応えて小さくても大量のビワを収穫しています。

 その収穫したビワを職場にも持っていったところ、ビワという果物を食べたことない方がいることを最近知りました。それも複数人から初めて食べたと言われびっくり。確かにメジャーな果物ではないですね。我が家も自宅で育てている方からいただくことが多かったように思います。

 我が家では大量のビワを①そのまま食べる(配る)②シロップ漬け③ビワ酒 にして消費しています。シロップ漬けはヨーグルトと食べるとおいしいです。ビワ酒は杏仁豆腐のような香りがしてついつい飲んでしまいます(笑)。そして葉っぱは干してお茶にすることもあります。

 ビワは冬にもこもした白い花を咲かせます。あまり目立たず葉に隠れるように咲いています。ビワ好きの私はふとその花言葉を調べたくなり検索してみました。「温和」「治癒」「密かな告白」「愛の記憶」「あなたに打ち明ける」だそうです。う~ん。イメージはわかるけど、残念ながら自分がこの花言葉を使うことはなさそうです(笑)。せめて我が家のビワの木のように、人より遅くてもしっかりと花を咲かせて実らせる生き方を目指していけたらと思います。           🍙いばらき

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