
先日、父の命日に仏壇に供える花を買いに四・九市に行きました。なんだかまたお店が減っているような気がして寂しくもありました。そんな中、いつもの花屋さんはいつものところにいつものように店を出されていたのでほっとしました。菊や百合などの仕入れた花と、自宅で育てたケイトウやコスモスなどの花がたくさん並んでいて、菊だけでなく明るい花々も購入しました。「これちょっと花がちょっと痛んでいるから、もう一本いいよ」と言われ、遠慮すると「いいから、いいから」と。おかげで我が家の仏間にはいわゆる仏花定番カラーだけでなく色とりどりの秋の花々も加わり、明るくなりました。
そしてそのお店の方が世間話をしながら花をまとめてくださっている間、ふと足元を見ると大きな栗のイガが三つ目に留まりました。職場に飾りたいと伝えたところ、「3つで100円でいいよ」と言われ、ありがたくこちらも購入。以前柿崎のお寺のイベントで購入したかごに飾ってみました。そしてせっかくだから坊ちゃんカボチャにかぼちゃのお化け付きで並べてみました。来所される若い方には「ハロウィン」として、ご年配の方には「実りの秋」ということで楽しんでいただければと思っています。
それにしてもハロウィンて…同じ年の友人と「急に出てきたよね。あれなんだろう」なんておばさん的な会話を毎年しているような気がします(笑)「Trick or Treat!」という言葉も毎年忘れるし、馴染んでない行事のひとつです。
子供の頃は、ハロウィンなんかなかったけれど、商店街などでお遣いなどするとその先で「お駄賃ね」と言って飴玉やおせんべいなどもらっていたように記憶しています。実は40年以上経った今でもあるお店のおばあさんから帰りがけにリポビタンDを一本いただいています(子供の頃はオレンジジュース)。私も春になると家でとれたタケノコを持って行ったりして。まるでサザエさんにでてくる商店街の世界です。そんな商店街の人情深さに触れると心の底から温かくなる気がします。そして商店街の中にこの政治事務所があることは幸せなことだとあたらめて思います。