「今年は金木犀の咲が遅いね」なんて二日ほど前に叔母と話をしていましたが、今日やっと我が家の金木犀と銀木犀が蕾を付けました。咲頃は連休中でしょうか。数本の枝を切って事務所にも飾りました。来週は事務所の中も満開の橙色の香りに包まれることでしょう。
さて、この金木犀の花言葉を調べてみると「謙虚」「陶酔」「気高い人」「初恋」とあの小さな可憐な花と柔和な香りから想像できる言葉が並びます。一方でその香りが魔除けだったことから「幽世(かくりよ)」と死の世界を表す花言葉もあるようです。そういえば神社の神主さんに「魔除けとして金木犀を植えている」と聞いたことがあります。
神社と金木犀で思い出したことがあります。私は学生時代2年間ほど静岡に住んでいて、近くに由緒ある神社(大社)がありました。そこには樹齢1200年を超えると言われている金木犀の大木があり、昔は2里先までその香りが届いたとの逸話もある木です。本当に2里先まで香ったかはわかりませんが、老木でもしっかり花をつけ、神社周辺に甘い香りが漂っていました。あの金木犀にはこれからも人間の世の移り変わりを悠然と俯瞰しながら古来からの変わらぬ香りを放ってほしいものです。
そしてその金木犀の花ことばもう一つあります。それは「真実」という花言葉です。
昨日衆議院が解散しました。あまりにも早急なこの解散には疑問しかありませんが、解散してしまったのは事実。世論が反映される衆議院。街中に金木犀の香りが漂う中、候補者には真の姿を見せてほしいと願います。この限られた短い間に「真実」を見極め、そして求めるのは私たち有権者であることも忘れてはいけません。 🍙いばらき
