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秋の月

 昨日の夕方は雲が厚くて、せっかく2024年最後のスーパームーンが見られないかもしれないとあきらめていたのですが、幸運にも夜には雲間からしっかり見ることができました。秋の月は優しくも切ない感じがして一番好きです。月明かりに照らされた木々やその影にも季節ごとの違いが感じられて、いつもボーっと眺めて続けてしまいます。昨日は購入してまだ日の浅い新しいスマホで撮影してみました(上記写真)。餅つきウサギもしっかり撮影することができました。初めてにしては上出来かな?今後はもう少し腕を磨きます(笑)

 この一年、意識的にいつも同じような位置にある月を眺めるようにしていました。そうすると確かに1.2月ごろの満月より大きく見えるような気がします。これは月の軌道は楕円のため。場所によって地球から月までの距離は異なり、当たり前だけれど距離が近ければ月は大きく見えるし、遠ければと小さく見えます。太古の人々にとってはさぞかし不思議な現象だったでしょう。

 私の好きな禅語の中に「掬水月在手 弄花香満衣」というものがあります。解釈はひとそれぞれですが「水を手ですくうと月がその手の中に映る。花に触れればその香りが衣に残る。本物の月も花も実際には手にはない。ではこの手の中の月や衣の香りは何なのか…。見るものとと見られるものの自他がひとつになるという禅の境地」と訳したらよいのでしょうか。水を掬うという行為、花に触れるという行為を実行しなければ、それはいつまでも他のままであり、自分のものにはならないということです。

 誰にも平等に降り注がれる月の光を自分のものにするには自ら行動(水をすくうという行為)をしなければということ。これは今の私たちの生活の中でも当てはまることが多いのではないでしょうか。

                                       🍙いばらき

 

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