年が明けて数日後、小中学時代の同級生M君からLINEのメッセージが届きました。Ⅿ君とは年に数回近くのスーパーで買い物しているときに会う程度でした。しかし2年ほど見かけなかったので引っ越しでもしたのかなと思っていました。その彼と昨年末に久々に同スーパーで会いました。しかしなんか様子が以前と違う…。よく見ると彼は補聴器を付けていました。理由を尋ねたら細菌性髄膜炎を患い、片耳の聴力を失い、もう片方も聴力が低下してしまったとのこと。
そのM君から届いたLINE。「高校卒業してから自衛隊に入隊し、その後辞めてからも令和6年まで予備自衛官、即応予備自衛官として訓練等に参加していたけれど、病気のため復帰が叶わず自衛隊の任務を終えました。長年支えてくれてありがとうございました」という内容でした。勉強はちょっと苦手だったけれど、とっても真面目で明るかったM君。正義感も強かった彼にはとても合っていた仕事だったと思います。この感謝の文書をお世話になった知り合いみんなに送ったとのこと。その内容にちょっとウルっとなってしまいました。
彼が入隊して4年目(30年前の今日)に「阪神淡路大震災」が発生しました。彼も災害派遣として現地で任務にあたったと後で聞きました。未曾有の災害の中、連日の援助は心身ともに大変だったはずです。しかしその後災害があるたびに彼は率先して参加していたそうです。それは真面目なM君らしい行動だなと思います。
31年間も訓練に励んでいたのに病気で退官しなければならないというのは彼にとってはとても無念であるかもしれません。でも善因善果で、聞けば彼の職場にも小中学時代の同級生がいて、病気発症から現在までも彼のフォローをしてくれているとのこと。人間関係に恵まれた彼なら障害を乗り越えて、これからの人生も頑張ってくれると信じています。 🍙いばらき