
Instagramのストリーズより
今日の馬場県議のFacebook及びインスタのストーリーズに朝方の月の写真が掲載されていました。夜が明けた時に空に残っている月は「有明の月」と呼ばれます。そのストーリズの写真を見て、一昨年、ある合唱曲で鴨長明の和歌に出会ったことを思い出しました。
夜もすがら 独りみ山のまきの葉に くもるもすめる 有明の月(新古今和歌集)
一晩中、独りで起きていて、人里離れた山(みや山は「深山」と「見る山」と掛けているとされています)の針葉樹の葉に遮られて見えなかった月を眺めていた。時が経ち、曇りも払われて夜が明けた後に残る月(有明の月)が澄んで見えている
私は月を見るのが好きです。つい足を止めて見入ってしまいます。特に有明の月は、夜の月と違い凛とした静寂さと優しさを感じます。と、いつも見てるような書き方をしましたが、実は早起きが苦手で朝バタバタしている私は、最近有明の月を見ることができていません。明日も天気ならば少し余裕をもって窓の外を覗いてみようと思います。
ちょうど昨日、70代の支援者の方と「豊かさ」という話題になりました。その方は、「浅薄な言動が目に余る今、心の豊かさがないように感じる」と憂慮されていました。私も同感です。
頭を下げてスマホの明かりだけを見つめるのではなく、自然の光を放つ美しい月を見上げてみることも心の豊かさにつながる一歩かもしれないと思いませんか。
🍙いばらき