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あの法律から40年?

 昨今、フジテレビ関係の話題でニュースが埋め尽くされています。昨日もフジテレビの役員が並び、長時間に渡り記者会見が行われました。私はその内容よりもあることが気になりました。それはなぜここに並んでいるのは男性ばかりなの?ということ。

 小さな中小企業なら人材が少ないからという理由も理解できます。しかしフジテレビって1000人以上の社員がいるのです。その中で役員になる人材がたまたま男性しかいなかったのでしょうか。見た感じ皆さん似たような年齢。昭和の男性の固定観念のなかで協議をしても新しい考えなんて生まれるはずもないし、女性の立場で考えるということも難しいかと思います。調べたところ、フジテレビは外部取締役では2人の女性の役員がいるそうです。でもたった2人。役員20数名いる中で…。これで十分な人数と思いますか?私は全く足りないと思います。

 他の放送局も調べたところ、在京キイ局の女性役員数平均は全体の8.3%、在阪局では6.2%で3局が役員0名とのこと(民放労連のホームページより)。驚くというよりあきれて言葉が出ませんでした。

 男女雇用機会均等法から今年で40年。この40年ってどんな進化したのでしょうか。私が入社した30年前はまだまだ男尊女卑がしっかり存在して、待遇面や業務内容にあからさまな男女差がいました。施行から10年でもそんなお粗末な状態。こんなスローテンポで進んでいたのであればこの40年の変化なんて想像できます。

 この事件でいろいろな問題が炙り出されてくるでしょう。その中で女性役員の登用を進める方向にも変化があることを期待してやみません。

                                     🍙いばらき

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