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雪かきに思うこと

 暦の上では春ですが、同時にとんでもない寒波がやってきました。しばらく新潟上空を行ったり来たりするとのこと。皆様も除雪作業に疲れも出てきている頃かもしれません。どうか引き続き作業される場合は気を付けて作業してください。

 私は高田生まれの高田育ち。子供の頃は雪が降ればまず玄関前の雪かき。小学生くらいになるとよく手伝っていました。近所の子と一緒に高齢者のお宅の家の前の雪かきをしたこともありました。当時親などからは「まず人が出入りするところをあけるもの」とよく言われていました。

 社会人になったときも、朝イチの仕事は会社の除雪。みんなで除雪すればあっという間に終わります。自社の営業車を動かすためというのもありますが、「大事なお客様に玄関まで雪をこざいて来させるわけにはいかない」という理由もありました。

 最近「玄関まで除雪する必要ってある?」という質問をされました。私にとってはあまりにも当たり前のことだったので驚きました。過去に同様な考えを持っていると思われる人にも出会ったことがあります。雪国だからお互い様、気遣いなんて必要ないでしょということなのかもしれませんが、それはちょっと悲しい気がします。

 雪かきは労力と時間を使います。だから広い範囲でなくて人が一人通ることができる分だけでも道をあけてあげればよいと思うのです。それは気遣いというより心配りだと思います。それが雪国の人の心の温かさなのではないかなと思うのですが…。

 また、雪かきをしていると見知らぬ人から「お疲れ様」「ご苦労さん」などと声を掛けてくださいます。逆にこちらが声を掛けることもあります。お互いを労い、感謝しあう。それも雪国の人々の温かさだと思っています。

 今日、二階にある事務所までの階段が雪に覆われていました。誰も来ないかもしれないけれど、やっぱり気になり、管理人からスコップを借りて雪かきしました。私は体力が許す限りこの雪国の心配りを続けていこうと思います。  🍙いばらき

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