
2週間ほど前に馬場県議との会話で「スーパーでいつも通り買い物していても昨年とはお釣りの額が全然違う。身をもって物価高を感じる」という話から「身近で一番わかりやすいのはスーパーの広告だから1年前のものがあると比較しやすいね。どこかにないかな」と訊かれました。しかし昨年のチラシなんてすぐ資源ごみとして処分してしまうので手元にはありません。そこで図書館に行き、日報に掲載されている「市場」を基にデータを集めるつもりでいました。
ところが、幸運の神様はいるものですね。この週末に家のかたずけをしていたところ、棚の裏からチラシの束が出てきたのです。たぶん重ねた時に隙間に落ちてしまっていたのでしょう。何気なく日付を見るとなんと昨年の2月6日に入っていたチラシだったんです!ラッキー!! そこで、すぐに当日のチラシと比べてみることにしました。
なお、昨年のスーパーのチラシは(2/6~9対象)、今年の同チラシは(2/15~17対象)です。産地も対象グラムも同じものを比較してみました。なかなか同じものはないのでピックアップ数は限定されますが、どのスーパーも野菜や果物は40円~200円値上がりしています。そしてチラシを食い入るように見ると、どのスーパーも量や産地を変えたり、昨年にはなかった「まとめ買い」にしてお得感を出したりと各社の企業努力も痛いほど感じました。
因みに、現在話題のキャベツですが、昨年と今年の両方に掲載してあるスーパーがなかったので、異なるスーパーで比較すると、昨年Dスーパーで特売一玉98円、Bスーパーで158円でした。今年はAスーパーで299円Ⅽスーパーで198円(どちらも一人の購入個数限定)となっていました。
所得が増えていない中で、ますますエンゲル係数が高くなっていく…買い控えをすることで栄養が十分に取られず身体に影響が出る。そして心にもゆとりがなくなっていくのではないかと…。この物価高による悪循環は心身の豊かさの後退を助長するような気がしてなりません。 🍙いばらき
